フランスの北西、パリから100キロほど北上したセーヌ河沿いにある小都市
ルーアンに国立製菓製パン学校、INBP(イー・エヌ・ベー・ペー)はあります。
2001年2月から6月までの5ヶ月間、僕はこの学校で学んだ。
大変なことだったんだと思いますが、今は素晴らしい思い出しか残っていません。
フランス語がまったく話せない自分がフランス人の中に混じって
実地のパン作りはもちろん、パンの科学や数学、国語(仏語)から法律・栄養学までのあらゆる授業を
机を並べて勉強するなんて・・・・・無謀にも考えてしまったんです。
そして日本のパン屋で働きながらいつか行きたいとずっと思い続けていた。
フランス語の授業についていくために外国人には語学試験が課せられています
この試験に受かるまで現地で一年を費やした。
入学した日から最終試験に向けてみんなが真剣勝負。
毎月棒グラフで成績が張り出され
月を追うごとにピリピリとした緊張感が生まれた。
最終試験が迫る頃ストレストとプレッシャーからか、更衣室に誰かが粉袋を
撒き散らすなんて騒ぎまで起きた!
それでも毎日が楽しくて楽しくて仕方なかった。
それは思う存分パンを焼けたから。
あらゆる疑問を自分の語学力でフランス人のプロフェッショナルな講師にぶつけられたから。
パンを作ることがこんなに楽しいなんて、僕はこの時初めて知りました。
製パンコース 5ヶ月 |
プロのブーランジェを目指し、フランスという国のパン文化をじっくりと学びたいと思うなら、
この学科は挑戦する価値が大いにあると思います。
(フランス留学ノート参照)
卒業後、フランス国内のブーランジェリーでの研修先(法的には最長6ヶ月)も
比較的スムーズに見つけられます。
日本でパン屋を目指すひとつの道を僕は今、ぱぴ・ぱんで実践中です。
僕の後にも(もちろん先にも)毎年この学科に挑戦して肌でフランスを感じながらパン作りを学んでいる人たちがいます。
今後もこの人たちが学び感じ取ったフランスのパン文化を日本に帰ってきて
それぞれのかたちでを伝えていくでしょう。
それが、将来(工場パンではない)街のパン屋さん文化の一端を担うことになれば素晴らしいし、
僕もそのために出来る限りのバックアップをしていきたいと思ってこれを書いています。
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INBP卒業生を探しています |
*ここに書かれていることはぱぴ・ぱん店長の感想でありINBPとはなんら関係するものではありません。
入学の意志は自己判断でお願いします。